スムーズな開設は窓口の経験値次第

福島県某市の開業実例

当初計画

施設概要
構造:鉄筋RC2階建
築年数:40年

提供サービス
宿泊提供部屋数:1部屋
収容人数:2名
食事提供:無し
お風呂:近くの公共浴場

用途申請面積
収容部屋:27平米
廊下:9平米
階段:5平米
玄関:5平米
トイレ:3平米
合計:49平米

追加設備
住宅火災報知器(50平米未満)
誘導灯
消化器
洗面台

初めての申請受理で戸惑う窓口

通常申請には2週間程度、各担当窓口に2、3回の訪問で書類部分の準備は整います。しかし担当窓口が初めての民泊申請対応の場合などはなかなか話が通らずに色々な窓口をたらい回しにされることもあります。今回の場合は消防所、市役所、保健所とそれぞれ通常より多くの訪問を行い、100平米未満の用途変更でも県中建設事務所から適合申請を取るようにとの指導が入りました。(結果適合申請書は存在しませんでした。)本来、100平米以下の用途申請には届出の義務がなく、建築士の適切な指示に従うことで、実際の開業審査時の保健所の目視での確認というのが通例ではあります。今回は保健所の慎重さ?によって2ヶ月以上の日数がかかりました。また公共浴場の使用(車で3分)などが認められずに浴室及び浴室までの廊下の使用面積、帳場を1部屋別途設置の指導を受け当初計画の50平米未満の申請は認められませんでした。

 

結果

提供サービス
宿泊提供部屋数:1部屋
収容人数:2名
食事提供:無し
お風呂:ホストと共有

用途申請面積
収容部屋:27平米
廊下:13平米
階段:5平米
玄関:5平米
トイレ:3平米
浴室:4平米
脱衣所:3平米
帳場:10平米
合計:70平米

追加設備
自動火災報知器(50平米以上)
誘導灯
消化器
洗面台
帳場
※住宅用火災報知器1つ2〜3万円
自動火災報知器40〜50万円(設置代込み)

締付けよりも違法民泊の取り締まりを

現状民泊申請の受理においては管轄の窓口の知識量によって対応や解釈がまちまちなのが現状です。観光地などは比較的スムーズ申請が通る環境が整っているように感じます。今回のように遅々として進まないと申請を途中で諦め、違法民泊の開始などに繋がってしまっているような感じもしますが、法令は絶対に遵守しなければいけないものなので専門家の協力を得て適正な許可申請を行いましょう。